「花蜜(hanamitsu)」は、南太平洋に浮かぶ島国ソロモン諸島の約4000種もの花が咲く熱帯雨林の恵みであるはちみつ と、アミノレブリン酸リン酸の二つの成分を活かした商品開発プロジェクトのコード名です。
熱帯雨林の4000種もの花蜜の可能性を表しています。
ソロモン諸島は、美しい海と豊かな森に恵まれた南の島。
自給自足の暮らしを送るこの国の人たちにとって、熱帯雨林はかけがえのないものです。
しかし最近では、現金収入の必要などから森の伐採が進みつつあります。
そのソロモン諸島で、養蜂という小さな産業を育て持続的な発展を応援する活動を行っていた環境NGO:エーピーエスディ(APSD)は、熱帯雨林から採れるミネラル豊富なはちみつの力を最大限に活かし、日本でも紹介できる商品の開発を模索してきました。
そんなNGOのメンバーと、環境貢献活動で協働していたコスモ石油株式会社でアミノレブリン酸リン酸(ALA)というアミノ酸の一種を研究していた研究者が出会ったことが、花蜜プロジェクトの始まりでした。
互いに魅力的な成分であることはもちろん、世の中に役立つ技術・製品でありたいという想いが共鳴し、はちみつとALAの二つの成分を活かした化粧品の開発を始めることになりました。
そして始まった化粧品の開発。
体の中でエネルギーの生成を手助けするALA、ミネラル豊富な熱帯雨林はちみつ、共にうるおいを保つという特徴があるということから、まずは冬場の乾燥シーズンに合わせたクリームの開発に着手しました。 その第一弾の商品として2009年1月に先行発売する商品が、「花蜜クリーム」。 開発に込めた想いそのままに、プロジェクト名を冠して登場しました。
体の中で水分が作り出されるメカニズムには、エネルギーの生成が大きく関わっています。
というのもヒトがエネルギーを作り出すとき、副産物として生まれるのが水なのです。若い頃は、エネルギーの生成も活発でお肌もみずみずしいですが、年をとると共に、作り出せるエネルギーの量が減り、お肌のみずみずしさも損なわれていきます。
なんと新生児の体内水分量80%に比べて、70歳になると水分量は65%にまで低下してしまいます。
みずみずしく、うるおいに満ちたお肌のためには、エネルギーの代謝を活発にしてあげることが重要なのです。